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【Excel】セルを分割・結合する

一覧を作ってから、さあ他の資料のためにこの一覧を流用するぞ!となってから、「え、社員の名前、氏名でセルを別にしなくちゃいけなかった…?」なんてこと、ないでしょうか。
ということで、今回の記事では、Excelで作成した一覧上のセルを「分割する方法」「統合する方法」をご紹介いたします。

セルを分割する

まずはセルを分割する方法から。
セルを分割する場合は、「データタブ」の「区切り位置」機能を利用することで簡単に分割をすることが可能です。

分割の方法は2つあります。

・「スペース」や「コンマ」など、区切り位置がはっきりしている場合
区切る場合は、区切った結果を表示する列が必要です。
今回の場合は、「氏名」と「勤務地」の間に列を挿入しました。

分割する対象(今回の場合はB列)を選択した状態で、「区切り位置」をクリックします。

「コンマやタブなど区切り文字にしてフィールドごとに区切られたデータ」を選択して、「次へ」を押下します。

今回は区切り文字を「スペース」にします。
もしスペースが複数入力されているのであれば、「連続した区切り文字は1文字として扱う」も選択しましょう。
今回は「スペース」を利用しましたが、その他任意の区切り文字も設定が可能です。
適切に選択したら、「次へ」を押下。

区切った後の列のデータ形式と、区切った後のデータをどこの列に表示するのかを選択することができますので、適宜修正してください。
画面の下部に、分割された場合のプレビューが表示されますので、問題ないか確認します。
問題なければ「完了」を押下します。

⇒無事に分割できました!

・「スペース」などの区切りを用意していなかった場合
スペースなどの区切りの印がない場合は、「スペースによって右または左に揃えられた固定長フィールドのデータ」を利用します。

画面下部のプレビューを利用して、区切り位置を設定します。

ここで注意しなくてはいけないのが、名前の場合「固定長ではない」ということです。

Excelの基本機能を利用する範囲では、特異なデータについては手作業での修正が必要なので留意してください。

「次へ」を押下します。
先ほどと同様に表示形式や、分割後の入力列を選択できます。
問題なければ「完了」を押下します。

先ほどの留意点でご説明した通り、適切でない部分がありますので、修正してください。
⇒完了です!

セルを統合する

次に、セルを結合する方法についてです。
一番簡単なのは、「数式」を使うことです。
先ほどと同様、完成形を入力するために、「名」と「勤務地」の間に列を用意しました。
この完成形の列(今回の場合D2)に、以下の数式を入力します。

「=B2&C2」

⇒結合ができました!

もし、氏と名の間にスペースなどの文字列を挟みたい場合は、以下のようにします。

「=B2&” ”&C2」
スペースなどの文字列は、半角カンマで囲います。

⇒氏名の間にスペースを入れた形で結合ができました!

もし、氏・名それぞれの列が不用な場合、このまま引用元のB列C列を削除すると、氏名の結合列は「#REF!」状態になってしまいます。

それを避けるためには、対象の列を丸ごとコピー⇒値で貼り付けを選択します。

これで情報が数式から値(結果)に切り替わりましたので、氏・名の列を削除できます。

さいごに

操作方法を具体的に全部覚えなくても「こういうことができる」ということを知っているだけで、作業の時間をぐっと短縮することが可能です。
これからも皆さんの業務の助けになる小技をご紹介してまいりますので、POQAマガジンをよろしくお願いいたします!