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【Office】既定の図形を設定する

資料を作成するとき、同じ図形を何度も何度も塗りつぶしや枠の色を設定していませんか?
例えばマニュアルの作成で、赤枠で囲う操作がある場合、毎回、「枠を赤にして…塗りつぶしをなしにして…」なんて作業、してませんよね?

繰り返し何度も使う図形は、「規定」として設定してしまいましょう!

操作方法

※画像はOffice365です。
※画像はPowerPointですが、WordやExcelでも同じ操作が可能です。

・よく使う「図形」を設定する。
「図形の塗りつぶし」「図形の枠線」「図形の効果」を任意の状態に変更します。

・図形を右クリック。
「既定の図形に設定」を選択。

⇒これで準備は完了です!
この作業が完了したら、次に図形を挿入した際には、この規定の設定を受け継ぎます。

注意

この操作、注意が2つあります。
①面/線/テキストボックスでそれぞれ別に設定される
「正方形」や「楕円」のように、面の塗りつぶし処理が可能な「面」のオブジェクト、
「線」や「線矢印」のように、「線」の要素しかないオブジェクト、
そしてテキストボックス。
それぞれ別に「規定の図形」の設定をしなければなりません。

逆にいうと、「面」の図形同士であれば設定を受け継ぎますので、「正方形」で設定した情報を「丸」が引き継ぎます。

②状態を持ち越せない。
この規定の設定は、「同じファイルを開いている間だけ」有効です。
そのため、
・ファイルをまたがって同じ設定を利用できない
・同じファイルでも、一度閉じて開きなおしたらリセットされている
ということです。

そのため、この機能をつかう際には、作業の最初に、今回の作業でよく使うものだけを設定しておくのがよいでしょう。

さいごに

慣れ親しんだOffice製品でも、探せばもっともっと、日常の「ちょっと手間だな」を短縮する方法が出てきます。

今後も「ちょっとした便利」や「革命的に便利」をご紹介して枚いりますので、POQAマガジンをよろしくお願いいたします!